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【お豆通信】vol.79 中秋の名月

2020.09.16

ここ数日、寝苦しい夜からは解放されて、爽やかな朝を迎えられるようになってきました。

 

もうすぐ秋だな〜、ということで今回は中秋の名月について、書いていきたいと思います。

 

中秋とは、旧暦が指す秋である7月・8月・9月の真ん中の日にあたる、8月15日の事です。

ですから、旧暦の8月15日の月を中秋の名月と言い、今年は10月1日になります。

 

また、童謡の十五夜お月さんで、子供の頃から十五夜という言葉に耳なじみがありますが、これは言い方の違いだけです。

 

さて、お月見の風習ですが、中国が始まりのようで日本に入ってきたのが平安時代。

初めは貴族が月を観て楽しんでいたようで、庶民にまで広まったのは江戸時代のようです。

 

この頃になると、収穫期とも重なるため、お供え物をしてお祝いをするお祭りの要素も加わるようになりました。

 

そのお供え物といえば、やはりお団子ですよね。これは、見ての通り丸いお団子が月を連想させるからです。

その他、この時期に収穫される里芋、枝豆、栗なども供えられてきたようです。

 

それと、秋の七草は邪気を払うとされるため、飾りつけなどに用いられました。

ススキだけがお月見のイメージにありますが、キキョウ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、ハギを合わせて秋の七草です。

 

 

と、ここまでの話は、知っている事も多かったでしょうが、このお月見は必ずしも満月を観ているとは限らない、ってことをご存知でしょうか。

 

旧暦は、新月が毎月の1日になるように調整されているので、15日が満月になるのが当然のように感じますが、実は違うのです。

月が楕円軌道で公転している事や、地球の自転軸や速度の関係で、新月から満月になるのには、13.9~15.6日と、2日近くも幅があるのです。

 

さらに、新月は毎月1日にはなるのですが、刻々と天体は猛スピードで動いているので、本当の新月は一瞬です。

例えば今年の旧暦8月1日に新月になる時刻は20:00で、2月1日は0:32ですので、両日の差は0.8日もあります。

 

これらの数字の関係を見てわかるように、旧暦の16日が満月になることも多くあり、時々17日になることもありますし、まれに14日ってことも起こります。

 

そして、今年は中秋の名月にあたる10月1日(旧暦8月15日)は満月ではなく、翌日の2日になります。

 

でも、行事としての中秋の名月は、あくまで10月1日ですので、お団子をお供えしてお月見を楽しんでください。

 

あっ!

お豆腐をお供えしても良いと思いますよ~。

原料となる大豆も収穫時期を迎えますので、間違いではないです。

 

上田とうふには、まあるいお豆腐、「絹香」や「豆腐屋の気まぐれ」がありますので、ピッタリだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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