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【お豆通信】vol.46 大原野のたけのこ

2019.04.15

上田とうふのある京都大原野は「竹」が有名です。

 

あのエジソンが電球を発明した時、フィラメントに使ったのが、この辺りの竹だったそうです。

色々な素材を試して、一番適していたのが竹だったそうですよ。

 

そして、竹と言えば建材や工芸品、様々な用途ががありますが、今の時期はやはり『たけのこ』です。

日本一とも称されるこの地域のたけのこは、独特の農法によりえぐみが少なく柔らかいのが特徴です。

中でも朝掘りの「白子」と呼ばれるたけのこは、生でも食べられるほどです。

 

そんなたけのこを年に一度収穫する為に、一年中竹薮の手入れをしています。

 

その中でも一番の肝になるのは土作りです。

これが日本一のたけのこを作る一番の特徴です。

わらをしき、その上から土を被せていき、ふわふわの柔らかい土にします。

 

この辺りの竹薮をご覧になって下さい。竹薮が道路よりもずいぶん盛り上がっているのがわかります。

長年わらと土を被せてきた証です。

 

広い竹薮に大量のわらと土を運び込むのは、たいへんな重労働です。

しかし、一番忙しいのはやはり今の収穫期です。

 

  

 

 

成長の早いたけのこのは、一日も欠かす事なく日の出前に竹薮に入り、収穫しなければなりません。

 

まだ土から顔を出していないたけのこを、土の表面のひび割れだけで見つけます。

慣れない人は、これを見つける事さえできません。

 

そして、「ほり」と呼ばれる細く長い鍬の様な農具で掘り起こします。

この「ほり」も独特の物で、何層にも重ねた柔らかい土の下にあるたけのこを、根から起こすには長い「ほり」が必要なのです。

 

この収穫も、全てのたけのこを採る訳ではありません。

周りにある親竹の間隔や、その年齢を見ながら、次の親竹にするたけのこは残さなければなりません。

 

親竹として残す竹は、伸びきって硬くなる前に穂先を落とし、生まれた年を書くという作業もします。

 

とにかく、今の時期は大忙しなのです。

 

 

そんなたけのこ、上田とうふの隣の「橋田竹材店」さんがこの時期は店頭販売されています。

上田とうふ直売所と共にお立ち寄り下さい。

 

また、直売所では、季節限定商品「たけのこ入ひろうす」を販売いたしております。

合わせてよろしくお願い致します。

 

 

 

 

あっ!それと、

京都市洛西竹林公園では、栽培されている珍しい竹をたくさんご覧になれますよ。冒頭でお話をしたエジソンの電球についての展示等もあります。

 

もう書き忘れた事はないかな・・・。

うん、ないなぁ。

ではまた次のお豆通信で。

 

 

 

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