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【お豆通信】vol.55  鵜飼

2019.09.01

こんにちは、残暑が厳しい毎日、体調を崩されていませんでしょうか。

確か5月頃に発表されていた長期予報では、冷夏になるって言ってませんでしたっけ。

まさか、こんなに暑い夏になるとは。

 

さて、今回は鵜飼についてお話させていただこうと思います。
鵜飼は鵜ののどに紐を巻いて、その紐の締め加減で一定以上の大きさの魚を飲み込めないようにし、

それを吐き出させるという漁法です。

 

かがり火を焚いた船を川に浮かべ、鵜匠が一人で数羽の鵜の紐を持って、紐を絡ませないように鵜を操りながら、

魚を飲み込んだ鵜を手繰り寄せては吐き出させていきます。

かがり火は照明の役割だけでなく、魚を驚かせ、驚いて動いた魚の鱗に反射する光を鵜が目印にするようです。

 

 

 

 

 

そうして獲った鮎は傷がなく、鵜の食道で一気に締められるために鮮度が良く、古くから献上品として扱われてきました。

また、鵜飼そのものも平安時代には既に貴族が見物を楽しんだようです。

 

ですが、鵜の方からすれば、たまったもんじゃないですよね。

だから、何日も働かされた鵜は、だんだんとやる気を失っていくそうで、鵜にも休暇があるそうです(^O^)

 

そんな鵜ですが、人間の手で繁殖させるのは難しく、野生の海鵜を捕獲するのだそうです。

海沿いの崖におとりの鵜を繋いで身を潜め、寄ってきた鵜を捕まえます。

そうして捕まえた鵜を訓練して漁に使います。

 

鵜飼がこのような原始的な形のまま今も残っているのは、漁としての効率性ではなく、

献上品や見物するものとして、貴族や大名が保護してきたからでしょう。

 

その平安貴族が見物していたのと同じ場所で、装束までも同じ鵜飼を保存されている所が、上田とうふの近くにあります。

こうした所が全国に十数ヶ所あるようですが、近畿では和歌山県有田市と、京都府宇治市と嵐山です。

 

前号でもご紹介した嵐山ですが、今回は渡月橋の上流になります。

最寄り駅は、阪急嵐山駅、JR嵯峨嵐山駅、嵐電嵐山駅です。

 

橋の上や河原からですと、鵜の動きまでは残念ながら見えません。間近に見るには屋形船をご利用ください。

予約の出来ない乗り合い船、当日の朝から予約の出来る船、また貸切船やお料理付の船もあります。

 

詳しくは嵐山通船

http://arashiyama-yakatabune.com/

鮎の解禁時期から営業されているのですが、記事にするのが今頃になってしまいました。

9月23日までですのでお早めに。

 

 

そして、京都観光のお土産には上田とうふを。

豆腐工房 うえ田 直売所にてお待ちいたしております。

当店の営業時間は17時までとなっておりますので、鵜飼観光の前かご宿泊の翌日にお越しください。

保冷袋や発泡スチロール箱のご用意もございますし、クール便発送も承っております。

また、クーラーボックスをお持ちいただければ、氷はございますのでお申し付けください。

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