2022.06.01
竹やぶ焼けた
上から読んでも下から読んでもの回文を言うのは、ちょっと不謹慎なのですが、
一昔前まで私が住んでいた家の裏の竹やぶで、先日火事がありました。
ご近所の方が、竹やぶのすぐ側で焚き火をしていたところ、その火が燃え移ったんだそう。
幸い、荒れ放題の竹やぶが焼けただけだったようですが、どこで焚き火しとんねん!ってのは、
消防署にも怒られたことでしょう。
でも、私が思うに、もし手入れの行き届いた竹やぶなら、火事にならなかったか、
燃えたとしても直ぐに消し止められたのではないだろうか。
その竹やぶは、毎年生えてくる竹でうっそうとし、枯れた竹が横の竹にもたれ掛かり、雑草はボーボーで、
燃え広がるのも早ければ、消防隊員の活動も妨げられたと想像できます。
竹の里である大原野の手入れされた竹やぶは、まだ活き活きとした竹も古い順に間引かれ、竹先の葉は落とされて、
雑草もほとんどない状態なので、やぶの中でも明るく、大人が両手に荷物を抱えても、
ゆったりと動き回ることができます。
しかし、竹の名産地である大原野界隈でも、放置された竹やぶがどんどん増えています。
昔は、日本人の暮らしの中のあらゆる所に利用されてきた竹が、安価で加工しやすいプラスチックや
金属などに取って代わられ、また竹の子を食べる機会も減りました。
耕作放棄地と言われる農地が多くあるように、こうして竹やぶも同じ道をたどっています。
いや〜、勿体ない。こんなに身近にあるのに、利用しないでほったらかしなんて、本当に勿体ない。
せっかく、知名度のある大原野の竹と竹の子なのですから、それを利用して何か名産品ができないものでしょうか。
そして、きちんと暮らしの成り立つ農業が。
上田とうふの面々で、そんな話をしていても、一つも良いアイデアが浮かばず、すぐに‘’夜くるよ‘’
どうか皆さまのお知恵をお貸しいただき、‘’私負けましたわ‘’と言わせてもらえる名案をいただきたいのです。
‘’夏まで待つな‘’今すぐにでも、大原野を活性化できるような、竹や竹の子を利用した銘品を考えてください!