2017.11.15
底冷えして乾燥が気になる時期になってきましたね。
私は乾燥肌なので、この時期は保湿クリームが手放せません。
気を抜いたらすぐに指先から乾燥してしまいます。
そんな冬を本格的に感じるようになってきた今日この頃ですが、京都は紅葉の季節ですね。
上田とうふがある大原野も、紅葉がみられるようになってきましたよ~。
こちらは写真好きのスタッフが撮影した上田とうふ周辺の紅葉の様子です。
京都で紅葉というと、清水寺や嵐山、貴船あたりが有名どころとして挙げられると思いますが、
実は大原野も隠れた紅葉スポットなのです。
そんな紅葉シーズンまっただ中の今回は、大原野についてご紹介します。
豆腐屋ですが、お豆腐のお話はまた今度。
ぜひ、秋の行楽に大原野も検討してみてください。
さて、我がうえだ豆腐がある大原野は、一面田園風景の、空気と水がおいしい場所です。
私は、一時期都会に住んでいたこともありますが、やっぱり田舎特有のさわやかな香りが心地よいです。
特に今頃の、ひんやりとした朝露の香りは目覚めにちょうどよく、とてもすっきりとします。
そんなのどかな大原野のお話ですが、実は、古墳から寺跡まで、幅広い古の息吹を感じることのできる地域でもあります。
源氏物語の主人公のモデルとされている在原業平が晩年を過ごした地であり、また、徳川五代将軍綱吉の生母である桂昌院が大きく寄与したお寺があったり、
平安時代の和歌でたびたび詠まれたりと、その風光明媚さから多くの人々を魅了してきたのがこの大原野の地であります。
・・・と、自慢したいところはたくさんあるのですが、ひとつひとつ話していると 論文ほどの長さになってしまいそうなので、
歴史のロマンあふれるこの大原野の地の中でも、この紅葉の季節にぴったりなおすすめスポットを、いくつかご紹介します。
まず 1 つめのおすすめスポットは、厳かな雰囲気を漂わせる仁王門を潜り抜けて見えてくる勝持寺です。
平安時代の歌僧西行法師ゆかりのお寺は、境内に数百本もの桜の木が植えられており、
通称「花の寺」としても知られ、春には多くの方が散策にお越しですが、紅葉の時期も見逃せません。
勝持寺に負けず劣らず、京都屈指の花の寺と呼ばれているお寺があります。
それが、2 つめ のおすすめ、善峯寺です。
西国三十三観音霊場の第二十番礼所であり、平安時代中期に創建されました。
後鳥羽天皇や源頼朝などの拠り処とされていたこともあり、一時期は繁栄していましたが、応仁の乱で荒廃して、その後桂昌院によって再興されました。
四季折々の多彩な花々を楽しめるお寺として有名です。
個人的にはこの善峯寺が一番おすすめです。(紅葉の話なのにお花の話しちゃってるけど・・・。)
そして、大原野に足を運んだら必ず立ち寄ったほうがいいと勝手に思っているのが、大原野神社です。
夏は青々とした草木から覗く朱色の鳥居がとても美しいのですが、秋は赤・橙・黄色に馴染 むような朱も絵画のように美しいです。
長岡京建都時、奈良の春日大社の分霊を大原野に移し祀ったとされています。 その名残か、神の使いとされる鹿の像が境内の至る所に見られます。
また大原野神社の裏鳥居へと 続く道は、竹林となっており、ひと味違った幻想的な雰囲気を醸し出しています。
さて、ここまで、3つの寺社をご紹介しましたが、それだけでなく、大原野は至る所で美しい棚田や、古墳跡、一面の田園風景が見られるのも魅力です。
ぜひ、次のお休みの日は車で大原野を巡って、帰りにうえだ豆腐に寄っておいしいお豆腐をお土産にしてください。 直接おすすめの商品をご紹介させていただきます。
それでは、今回はこの辺で。