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【お豆通信】vol.68 花まつり

2020.04.01

 

 

4月8日は花まつりです。

私の家は仏式で先祖を祀っていますが、仏教行事である花まつりについて、あまり詳しく知りません。

 

そんな方が、多くいらっしゃるのではないかと思い、今回はこれをテーマにしてみます。

 

花まつりは、お釈迦様の生誕の日です!

 

これくらいは私も知っていました。

 

一部を除き多くの宗派で行われる仏教行事であり、古くからお釈迦様の誕生を祝ってきた花まつりですが、そう呼ばれるようになったのは、明治の頃のようです。

それまでは、灌仏会(かんぶつえ)と呼ばれる事が多かったようで、現在も宗派により様々な呼び方が残っています。

 

では、花まつりでどんな事を行うのでしょう。

 

 

簡単に言うと、花御堂に誕生仏を祀り、甘茶をかけてお祝いします。

 

私も50年程の人生で、一度だけ覚えがあります。

幼稚園の入園式で、言われるがまま意味も分からずに甘茶をかけました。

 

 

 

それから50年近く経ってから調べて分かった意味は、お釈迦様が生まれられた際、龍が現れて甘い水を吐き出し、

それを産湯に用いたことから、誕生仏に甘茶をかけるのです。

 

いえ、かけるではなく、灌ぐ(そそぐ)と表現する方が、その意味が理解しやすくなります。

そうです、だから灌仏会なのです。

 

また、誕生仏は右手で天を、左手で地を指しています。

これは、お釈迦様が生まれてすぐに立ち上がり7歩あるいて、「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)とおっしゃった時の姿に由来します。

 

その誕生仏を、花御堂に安置するのですが、誕生の地がルンビニ園という花園であった事から、お堂を綺麗な花で飾ります。

 

その時に用いる花は、仏教でイメージする蓮や菊ではなく、お花畑を感じられるような春の花です。

 

その花の一つに、「ウツギ」があります。

 

 

ここで、勘の良い方は、豆腐屋が何を言うのか気づかれましたよね( ´艸`)

 

ウツギは、卯月に咲くことから「卯の花」との別名もあります。

 

そして、ウズキの白い花と、モコモコとまとまって咲く様から、「おから」を卯の花と呼ぶようになりました。

 

 

また、前記のような繋がりから、4月8日が「おからの日」になりました。

 

おからといえば、どうしても搾りカスとの印象ですが、実はたんぱく質やカリウム、食物繊維など栄養豊富です。

 

ウイルスに勝つ免疫力を付けるには、腸内環境を整えるのが一番とも言われます。

多くの食材を摂るのが良いので、このご時世を乗り切るために、おからも召し上がってくださいね。

 

おからは、豆腐工房うえ田直売所で販売いたしておりますし、各イベントにてプレゼントも行っております。

 

イベントにつきましては、Facebook、Instagramで発信していますのでご確認ください。

 

では、お店でお待ちしておりま~す。

 

 

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