2020.04.01
4月8日は花まつりです。
私の家は仏式で先祖を祀っていますが、仏教行事である花まつりについて、あまり詳しく知りません。
そんな方が、多くいらっしゃるのではないかと思い、今回はこれをテーマにしてみます。
花まつりは、お釈迦様の生誕の日です!
これくらいは私も知っていました。
一部を除き多くの宗派で行われる仏教行事であり、古くからお釈迦様の誕生を祝ってきた花まつりですが、そう呼ばれるようになったのは、明治の頃のようです。
それまでは、灌仏会(かんぶつえ)と呼ばれる事が多かったようで、現在も宗派により様々な呼び方が残っています。
では、花まつりでどんな事を行うのでしょう。
簡単に言うと、花御堂に誕生仏を祀り、甘茶をかけてお祝いします。
私も50年程の人生で、一度だけ覚えがあります。
幼稚園の入園式で、言われるがまま意味も分からずに甘茶をかけました。
それから50年近く経ってから調べて分かった意味は、お釈迦様が生まれられた際、龍が現れて甘い水を吐き出し、
それを産湯に用いたことから、誕生仏に甘茶をかけるのです。
いえ、かけるではなく、灌ぐ(そそぐ)と表現する方が、その意味が理解しやすくなります。
そうです、だから灌仏会なのです。
また、誕生仏は右手で天を、左手で地を指しています。
これは、お釈迦様が生まれてすぐに立ち上がり7歩あるいて、「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)とおっしゃった時の姿に由来します。
その誕生仏を、花御堂に安置するのですが、誕生の地がルンビニ園という花園であった事から、お堂を綺麗な花で飾ります。
その時に用いる花は、仏教でイメージする蓮や菊ではなく、お花畑を感じられるような春の花です。
その花の一つに、「ウツギ」があります。
ここで、勘の良い方は、豆腐屋が何を言うのか気づかれましたよね( ´艸`)
ウツギは、卯月に咲くことから「卯の花」との別名もあります。
そして、ウズキの白い花と、モコモコとまとまって咲く様から、「おから」を卯の花と呼ぶようになりました。
また、前記のような繋がりから、4月8日が「おからの日」になりました。
おからといえば、どうしても搾りカスとの印象ですが、実はたんぱく質やカリウム、食物繊維など栄養豊富です。
ウイルスに勝つ免疫力を付けるには、腸内環境を整えるのが一番とも言われます。
多くの食材を摂るのが良いので、このご時世を乗り切るために、おからも召し上がってくださいね。
おからは、豆腐工房うえ田直売所で販売いたしておりますし、各イベントにてプレゼントも行っております。
イベントにつきましては、Facebook、Instagramで発信していますのでご確認ください。
では、お店でお待ちしておりま~す。