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【お豆通信】vol.80 待ちきれない善峯寺の紅葉

2020.10.01

このところ、体を動かせば日中はまだ汗ばむ陽気ですが、朝晩はひんやりと感じるようになってきました。

 

こんな気候になってくると、今年のもみじは綺麗に色付くかなと、ちょっと気が早いですが考えるようになります。

 

豆腐工房うえ田直売所の前の坂道を登っていくと、その紅葉がとても綺麗な善峯寺があります。

 

 

そのことがメディアでも取りあげられ、最近では他府県の方にも知られるようになって、多くの観光客がいらっしゃるようになりました。

 

とは言え、他の京都の観光地に比べれば、まだまだです。境内が密になるようなことはありません。

 

この善峯寺ですが、源算上人によって開山されたのが平安中期の1029年。

当初、後一条天皇より下賜された寺号は「良峯寺」でしたが、後鳥羽天皇により「善峯寺」と改められました。

 

遊龍の松は樹齢600年以上

 

その後、天皇や皇室による寄進、整備がなされ、多くの僧も入山して、室町時代には僧坊が50を超えるほど大きなお寺になったようです。

 

しかし、それも応仁の乱によって大半が焼失してしまいました。

 

京都で歴史のあるものは、何れもこの応仁の乱に大きく影響を受けているんですよねぇ。勿体ないなぁ。

 

そして、5代将軍徳川綱吉の母、桂昌院らによって、現在ある多くのお堂などが復興されました。

 

と、ざっと善峯寺の歴史についてご紹介しましたが、その北門を出たところに、三鈷寺という善峯寺と関わりの深いお寺がありますので、こちらも是非とも知っていただきたいのです。

 

 

三鈷寺は、善峯寺を開いた源算上人が、その45年後に草庵を結んで北尾往生院としたのが始まりです。

 

源算上人は、その時すでに90歳を超えていらっしゃったようですので、隠居するのは遅いくらい、と思うのは私だけでしょうか。

 

で、ここの魅力は、なんと言っても静かなことです。

それと、景色が素晴らしい。

 

 

京都市内を一望できる静かな空間を独り占めしてボーっとしていると、嫌な事なんて吹き飛んでしまいます。

 

拝観は自由で、ハイシーズンのみ本堂と客殿に有料であがらせて頂けます。

 

 

善峯寺へお越しの際は、ぜひ三鈷寺にも立ち寄ってくださいね。

善峯寺の北門から出るのはフリーですが、再び善峯寺へ戻られる際はインターホンを押して、解錠してもらってください。

 

もみじが色付くのは、もう少し先ですが、それまで善峯寺は秋明菊が見頃になります。

四季折々、何度行っても楽しめる善峯寺へ、紅葉は勿論のこと、それまでにも一度お越しください。

 

そして、四季折々、何度食べても美味しい、いいえ、食べるほどに癖になる上田のお豆腐も、お忘れなくお土産にどうぞ~。

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