2021.01.16
毎日寒い日が続きますね。
と言いましょうか、ここ数年忘れていたような極寒の日々になっております。
その中でも、特に寒い日に、えべっさんへお参りいたしました。
えべっさんと言えば、全国的にも有名なのは、兵庫県の西宮ではないでしょうか。
開門と同時に男達が走り、一番福を競うアレです。
そんな派手さはありませんが、京都にもえべっさんがあるんです。
皆さん親しみを込めて、えべっさんと呼びますが、京都ゑびす神社というのが正式名称のようです。
場所は、京都で一番賑やかな所です。
テレビや雑誌でよく見る、石畳と舞妓さんが写っている辺りで、近くには祇園さんや南座などがあります。
そんな賑やかな所で行われる、十日ゑびす大祭は、前日の宵ゑびすから夜通しで人が絶え間なくお参りされるのですが、今年はガラガラでした。
私がお参りしたのは、宵ゑびすの22時頃だったので、例年であればまだまだこれからって時間だったのですが。
でも、今年は密にならないよう皆さんも気をつけていらっしゃるのですね。
神社も色々と対策をとられていて、横参りやマグロの銭貼り、舞妓さんと女優さんの福笹授与を中止されていました。
その横参りとは、耳が遠いとされるゑびす様に、本殿の横へまわって壁を叩いて大きな音をたて、お参りに来たことをお伝えするのです。
また、マグロの銭貼りは、投げたお賽銭がマグロに貼り付けば、お金が身に付くと言われています。
ですが、今年は幕を掛けたり、金網の奥にお供えしてあり、べたべた手を触れる事や同じ場所に留まらないよう工夫されていました。
そして福笹ですが、福娘による授与は例年通り行われており、密対策として今年は特別に2月2日まで行われるそうです。
えべっさんと言えば福笹ですが、笹は年中青々と繁ることから、繁栄の象徴として商売繁盛の願いを込めます。
また、福笹の授与所の横にも福娘がずらりと並んで、いただいた福笹に縁起物を付けてくださいます。
縁起物には、福熊手、福箕、福俵、千両箱、福鯛、大判小判、金蔵、小槌、宝船などの、お金を生んだり集めたり、
またそれを貯め込んだりするグッズがいっぱい。
この縁起物は、見ていると綺麗で可愛らしい小物たちですが、こうやって文字で説明すると、金金金と、ちょっといやらしいですね(笑)
福笹の由来や、福笹授与の開門時間など、京都ゑびす神社のホームページにありますのでご覧ください。http://www.kyoto-ebisu.jp/
こうして大量に授与される福笹は、何軒もの竹屋さんがお納めのようで、豆腐工房うえ田直売所の近くの笹もあるようです。
少々距離はありますが、お参りの際には、竹林を抜けて当店へもお越しくださいませ。