2021.04.17
ずいぶんと暖かく、あっという間に桜が開花し、散ってしまった3月でしたが、4月になって少し季節が戻ったような感覚です。
その桜の開花と同時に、厄介者の黄砂が頻繁に飛んで来る季節になりましたね。
アイツは嫌なヤツですよね〜。洗濯物を汚したり、車を汚したり。
せっかくの綺麗な春の景色にモヤをかけやがったり。
汚されるので、ついつい私の言葉まで汚くなってしまいました。失礼しました。
さて、この黄砂は大陸のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原などで上空に舞い上がった砂が、偏西風によって運ばれ、自然降下や雨に混じって日本に上陸します。
こう聞けば、年中黄砂が舞っていそうですが、偏西風の通り道は季節によって変わりますので、黄砂が日本で観測されるのには、季節性があります。
また、高気圧や低気圧の影響は日々変化しますので、様々な気象条件が合った時に黄砂が観測されます。
ですから、一年で一番多く観測されるのは4月頃で、その前後4ヶ月位に集中しています。
では、その時期にどれくらい黄砂が飛んでくるのでしょうか。
気象庁で発表されているデータは1967年以降のものしかありませんでしたが、年に10日以上観測されるようになってきたのは、1980年頃からです。
ですから、工藤静香が歌った「黄砂に吹かれて」が発売された1989年には、まだ新しい言葉の印象がありました。
って、若い人はこんな歌を知らんか〜(笑)
でも、それまでは、あまり耳馴染みのない言葉だったって事は、ただの自然現象ではなく、公害の側面も持ち合わせてるって事なのかも知れません。
現に、日本で観測される日数が増えていますし、その原因は森林の減少や砂漠の拡大があると指摘されています。
更に、黄砂には本来の砂を形成する鉱物由来の物質だけでなく、中国の工場などから排出されたと考えられる化学物質も付着しているようです。
ちょっと怖い話になってしまいましたが、私達ができるのは、天気予報を見て、洗濯物の干し方を考えるくらいでしょうか。
それと、他人や他国にまで迷惑をかけないように、環境に優しい生活を心がけることかと思います。
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では、ほんの御口汚しに、本日も上田のお豆腐をお買い上げくださいませ〜