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【お豆通信】vol.131 除夜の鐘

2022.12.16

 

だんだんと気ぜわしくなってきました。
師だけでなく、豆腐屋も走っております。

そして、このブログも走っている途中で、給水しながら書いています。


なんて

 

さて、そんな最中に書くのは、除夜の鐘についてです。


煩悩の数である108回鐘をつくことは知っていますが、鐘を打って煩悩に打ち勝つとかなのでしょうか。

調べてみると、煩悩の数という説の他に、二十四節季など暦の数、また四苦八苦を足したりかけたりしたという説があります。
いずれの説であっても、一年の終わりに、邪気を祓って新年を迎えようという行事であることは、かわりないようですね。

 


それと、全ての寺院が行っていると思っていましたが、宗派によっては、また同じ宗派であっても、

除夜の鐘の有無はお寺毎に異なるようです。

 

また、室町時代から始まったとされる除夜の鐘も、一時は忘れ去られる危機もあったようですが、

ラジオ放送の始まりから全国に広まったそうです。

 

 


えっ?!

 

昔から受け継がれてきた厳かな行事だと思っていたのに、流行り物に乗っかっただけのものを見せられてた

可能性があるってことですか。



ですが、例えそうであったとしても、大晦日から元旦にかけて鐘の音が響き渡るというのは、

日本人の心にしみる良い行事だと思います。

そう感じるのは、私がじじいになったからではなく、子供の頃から癒やされていました。
小学生の頃、宇治に住んでいた私は、親に連れられて近所の黄檗山萬福寺に行って、年越しをしていました。


当時は拝観料も要らなくて、鐘も並んでつかせてもらえました。
その、間隔も強さもバラバラな鐘の音を聞きながら、接待のそばと甘酒をいただいていました。

いい思い出やな〜。

 

 

 

 

 


豆腐工房うえ田直売所のある、京都大原野にはたくさんの社寺があります。


年越しに除夜の鐘の音を聞いたり、初詣にお越しいただき、いい思い出作りをしてください。

残念ながら、その大晦日からお正月三ヶ日、当店はお休みをいただきますので、ご了承ください。

 


そして、これが今年最後のブログです。
いつもつたない文章にお付き合いいただき、ありがとうございます。

月に2回、薄い頭の中の薄い脳で書くブログは、四苦八苦して二十四節気の数に肩を並べるのが精一杯です。
煩悩なんか、脳裏に少しでも余裕があれば108では足らんくらい湧いてくるのに。

 

 

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