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【お豆通信】vol.167後祭

2024.07.16

今回は後祭(あとまつり)についてお話しします。

 

 

 


間に「の」を入れると違った意味合いになりますが、今日は祇園祭の山鉾巡行のついてのお話しです。

後祭は、今から10年ほど前に始まったと勘違いされている方もあるでしょうが、本当は復活したのです。

1966年から約50年間、後祭は前祭と共に行われるようになりました。



今の鉾町は、電柱と電線の地中化がなされましたが、当時はそれよりはるかに背の高い山鉾を通すために、

 

一時的に電線を外すなど大変な手間がかかったり、地域住民や商店の負担が大きかったので、

 

前祭のみが行われるようになりました。

 

 

 

では、50年間行われなかった本来の形は、どのようなものなのでしょう。

7月1日から7月31日までかけて行われる祇園祭のメインイベントが、先ほどよりお話ししております山鉾巡行です。

これは、神輿渡御が行われる前に、その町内をお清めするためのもので、神輿渡御は神幸祭と還幸祭があります。

初めは7月17日の神幸祭で、八坂神社から御旅所まで神輿が練り歩く前に行われる山鉾巡行が前祭(さきまつり)です。

そして、神輿に乗って御旅所にお越しいただいた神様を、またお帰りいただくために

 

7月24日に行われるのが還幸祭です。


この際、今度は御旅所から八坂神社へ神輿が通る前に町内をお清めする山鉾巡行が後祭です。

また、還幸祭は神様が御旅所から八坂神社へお帰りいただく神事ですので、後祭の山鉾巡行は

 

前祭とは順路が逆になります。

それと、前祭は山鉾の数が23基で最も大きく豪華な鉾もあります。

 

一方の後祭は11基と、半数以下。

これを知ると、後祭は随分と地味なイメージになるでしょう。


現に、冒頭では否定しましたが、「後の祭り」の語源が祇園祭との説もあります。

最も華やかな前祭を見逃したからといって、後祭だけを見に行ってもクライマックスは終わっているのだから

 

手遅れだという意味だそうです。

 

現在でも、大変な賑わいになる宵山の歩行天国も夜店も前祭だけです。

 

ですが、動く芸術品と呼ばれる山鉾を間近にゆっくり見られるのは後祭の方です。

 



とはいえ、山鉾巡行は後祭も多くの見物客と、日中の猛暑が予想されます。

 

ですから、京都旅行の中心を後祭の宵山に、計画をされてはいかがでしょう。

そして、祇園祭にお越しの際は、豆腐界の後祭、豆腐工房うえ田御所南店、又は直売所へお立ち寄りください。

豆腐について、ゆっくりご説明申し上げます。

 

豆腐工房 うえ田 御所南店 – 京都市役所前/その他 | 食べログ (tabelog.com)

 

 

 

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