2025.04.16
たけのこニョッキニョッキニョッキ
と、ゲームのように我先にと出てくれればいいのですが、今年のたけのこは不作です。
地域差があると思いますが、上田とうふのある京都大原野では、
「今年は」どころか近年豊作というのを聞いていない気がします。
たけのこは、1年毎に豊作と不作を繰り返すもので、それを表年、裏年と言っていました。
でも、その言葉も当てはまらないくらい、以前のような豊作がなくなってしまったように感じます。
この辺りのたけのこは、アクを少なく香りを良く柔らかくするため、1年間たいへんな手間をかけて作ります。
たけのこは、日光が当たると変色するので、早朝に収穫します。
その中で、収穫する物と竹として残す物とを見極めます。
残した竹は、成長しきる直前に竹先を落とします。
新しく竹を増やした分、古い竹から伐採していきます。
そして、広い竹藪全体に藁を敷き、その上から土をかけていきます。
竹が生い茂った藪の中から、たけのこや伐採した竹を運び出したり、
大量の藁や土を持って入ったり、かなりキツイ仕事です。
それだけ苦労をして竹藪を手入れしているのに、不作になった年の農家さんの落胆はかなりのものでしょう。
これも地球温暖化の影響なのでしょうか。
他の農作物についても、近年は不作になることが多くなっているように感じます。
それは、日々スーパーなどで買い物をしている値段で知ることができます。
あらゆる物の値段が上がったので、農作物もその影響を受けているのかとも思いましたが、
急に暖かくなって露地物の供給量が増えた物は、一気に値段が下がりました。
やはり気候の影響なのでしょう。
しかし、これはこれでまた農家さんは苦しくなってしまいます。
なかなか上手くいきませんね。
また、値上がりの理由にいま一つ納得がいかないお米。
どないなっとんねん!
施策に失敗しても反省すらしない政府さんには、たけのこニョッキのように罰ゲームを課さないといけませんね。
例えば、上田とうふの たけのこひろうすを国民に配るとか〜(笑)