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【お豆通信】 vol.21 ひなまつりと日本の伝統

2018.03.03

何となく春のにおいがしてきた、今日この頃。

 

とはいえ、まだ少し寒い日もありますが、

春のおとずれってなんだかソワソワしますよね。

 

「新しい何かが始まる!」という雰囲気が

気温や風から感じられ、桜の木々をみると一層気持ちが高まります。

 

桜の開花はもう少し先ですが、

今回は桃、「ひな祭り」について少しお話したいと思います。

 

 

 

この時期になると、近くのスーパーなどで

「あかりをつけましょぼんぼりに~」という音楽がよく流れています。

 

この童謡「うれしいひなまつり」は1936年にレコードが発売されましたが、

いまでもひな祭りといえば一番にこの曲を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

というより、この曲以外知らないかもしれない、、

 

ひな祭りの縁起のいい食べ物といえば、

 

 

■ひなあられ

■ひし餅

■ちらしずし

 

 

 

この3つがすぐに浮かんできます。

 

 

ひなあられは、「白・緑・赤」の3色あられの事で、それぞれ、「雪・芽・桃」を意味するようです。

また、「大地・緑・命」の意味もあり、これらを食べることでそのエネルギーを

体に宿して健やかに成長するように、という思いが込められております。

 

 

 

 

 

ひし餅の形( ひし形)には「魔除け」の意味があるそうです。

そして、それぞれの段の色にはこのような意味が込められています。

 

赤(桃)色・・・魔除けと邪気払い

白色・・・心身が純潔で綺麗にいられるよう

緑色・・・健康・長寿と子孫繁栄を願う

 

単純にカラフルなだけでなく、一段一段に大切な気持ちがこめられていたのですね!

 

 

 

 

彩り豊かなちらしずしの具材にも、それぞれ願いが込められています。

 

海老:その背が曲がっていることから長寿を意味し、いつまでも健康であり

ますように、という意味が込められています。

 

れんこん:その穴から『見通しがきく』とされ、未来を見通すことができる

ようにという意味が込められています

 

豆:『まめな性格になりますように』や『まめに働けるように』という意味がこめられています。

 

お豆腐づくりに使われる豆は大豆ですが、ちらしずしにはさやえんどうがよく使われます。

 

ちらしずしの豆の種類に決まりはないようですが、

緑の彩りを考えるとグリンピースや枝豆を使ってみてもいいかもしれませんね。

 

 

 

その他、「ハマグリのお吸い物」や「白酒」も一緒にという伝統もあるようです。

 

 

 

地域や家庭により細かな部分は異なるかもしれませんが、我が子の健康と幸せを願う親の気持ちは変わりません。

 

上田とうふでは、食べ物にまつわる記事をたくさん発信しておりますが、

日本人が食べ物にこめる願いってどれも奥深いものだと調べていて感じます。

 

他の国にも願いの込められた食べ物はたくさんあるのかもしれませんが、

日本は島国であるという特性を考えると、独自の文化が発展してきたのでしょう。

 

毎日の食への感謝とともに、その食べ物の由来や意味を調べたり考えたりすると、より感謝の気持ちを強く感じることができるかもしれませんね!

 

今回は、春のおとずれを感じながらこの記事を書きました。

次回の記事を更新するときには、もしかするとどこかで桜が開花しているかもしれませんね。

 

では、今日はこのへんで。

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