2018.07.02
大阪北部地震にて被災されました皆様には、お見舞い申し上げます。
お陰様で、上田とうふでは怪我人もありませんでしたが、とにかく驚きました。
それは、先月18日、月曜日の朝7時58分に起こりました。
早朝より稼動しております上田とうふでは、製造のピークの時間でした。
ボイラーが動き配管に蒸気が満たされ、それで釜の豆乳がどんどん炊き上がってきます。
出来上がった豆腐をカットする機械、パックする機械、おあげの生地を作るプレス機等々、どれもフル稼働です。
それと同時に、ずらりと並ぶ手あげ用のフライヤーには、180度に熱せられた油が油煙を上げています。
そんな機械や釜、フライヤーの前で、従業員が黙々と作業に追われています。
そんな状態での出来事でした。グラッときたかと思ったら、一気に激しい揺れに。
京都市内でも震源地に近い上田とうふのある西京区の震度は5強でした。
ほんの数秒の出来事なのに、素早い動きで身を守り、みんな無事で何よりでした。
また、ガスの近くにいた者は、すぐに元を止めてくれ、火災を出す事もありませんでした。
しかし、一時間ほどの停電があり、製造は完全にストップ。
復旧後、商品を一から造り直さなければならない事態に。
それと、包装機が一台傾いてしまい、これも機械屋さんが来て直してくださるまでストップ。
このような状況で製造が間に合わない商品があり、一部のお客様にご迷惑をおかけしました。申し訳ございませ
んでした。
けれど、従業員一同最大限がんばってくれて、何とか乗り越えることが出来、みんなホッとして大変な一日を乗
り越えたはずだったのですが、
翌朝、蛇口が無いはずの付近から水が噴き出す音が…
よく見ると壁のタイルの隙間から水が漏れ出ていました。
壁の中のどこで漏れているのか、壁を壊してみないと分からないと設備屋さんに言われましたが、
これも運良くタイルを6枚割っただけで漏れを発見でき、すぐに直してもらえました。
従業員の意識の高さと、運の良さで今回の地震では人的被害なし。物的損害も僅かですみましたが、
その恐ろしさを再認識しました。
上田とうふでは、早速防災対策を再確認し、改善に取り組んでおります。
最後に、重ねて被災されました皆様にお見舞い申し上げますと共に、みんなで防災意識を高めてまいりましょう。