2018.08.01
暑いですね〜
それ以外に挨拶の言葉が出ないここ京都です。
さて、8月になり学生さんは夏休み真っ只中ですよね〜。いいな〜、いいな〜。
けれど、自分が子供の頃には、そんな大人の言葉に対していい事ばかりでは無いよと思っていました。
夏休みには、いっぱい宿題がありましたから。
中でも自由研究は、何をするか考えるだけで夏休みが終わってしまうほど(笑)
そこでご提案!
今年の自由研究は、豆腐作りをしてみませんか!
大豆タンパクと、にがりのマグネシウムの反応で固まる豆腐は、まさしく理科です。
自由研究にはピッタリのテーマだと思いますよ。
ということで、弊社従業員の御子息、小学校4年生の正弘君にチャレンジしてもらいました!
◆ 用意する物
大豆 300グラム
にがり 30ml(マグネシウム含有量、100ml中950㎎のにがりを使用した場合)
木綿の布 2枚
豆腐の型と重し
タッパー 2個(一方に、もう一方がすっぽり収まる物)
又は、牛乳パックとペットボトル、ボール2個とザル等
◆ 作り方
① 大豆をよく洗い、たっぷりの水(大豆の3倍以上)につけておきます。
季節により時間が変わりますが、8~12時間。
② 戻した大豆と水400mlをミキサーにかけ、しっかりすり潰す。
③ ②に水300mlを加え、火にかけ焦げ付かないように混ぜながら沸騰させ、弱火にして10分ほど煮る。
④ 布で絞って、豆乳とおからに分ける。
この時、豆乳が熱いので注意して下さい。但し、冷まし過ぎると絞り難くなります。
⑤ 豆乳をとろ火にかけ、焦げ付きに注意しながら75~80℃位に温める。
⑥ 火を止め、豆乳を渦ができる位によく混ぜて一気ににがり(50ml位のぬるま湯を加えておく)を入れ、逆に一回まわして渦を止める。
⑦ 蓋をして10分程むらす。
その間に、型の中に濡らした布を貼り付けておく。
⑧ 10分程むらした後、おたま等ですくって⑦の型に入れ、手ぬぐいで包み、水を入れた重しをして15分ほど置く。
⑨ 豆腐を崩さないように優しく布を外して出来上がり。
また、別の作り方として、生絞りという方法もあります。(こちらの方が初心者向きかも)
手順②の後、水300mlを加えて布で絞ってから10分程煮込んで75~80℃位に冷まし苦汁を加えます。
この場合で残ったおからは安全のため、料理には使われないようにお願いします。
それは、生のおからや豆乳を食されますと、下痢や嘔吐の原因となるからです。
どうでしたか、美味しい豆腐が出来ましたか?
豆腐は豆乳を固めただけと思っていたものが、こんなに手間と時間がかかるものかと感じられたのではないでしょうか。
大豆や苦汁の種類、温度や苦汁入れ方で全く違うものになったり
他にも、疑問や発見があったのではないですか。
例えば、乾燥大豆を水で戻すと3倍程に膨れる事。
豆乳から作れる豆腐の少なさ。
大量に出るおから。
など、これらを計ってみて、レポートにまとめるのも良いと思います。
また、豆乳を絞るのが熱くて力のいる作業だったとか、鍋に焦げ付いてしまった等、難しいと感じた事もレポートしましょう。
あれれ、先生口調になっちゃった(笑)
そして、乾燥させた大豆は保存がきくため、昔は農閑期に自宅で豆腐を作られていたようです。
身近にそんな方がいらっしゃれば、お話を聞いて作り方の参考にしたり、それもレポートにできるといいですね。
今回、木綿豆腐の作り方を紹介しましたが、それは絹こし豆腐を作るのがとても難しいからです。
やわらかく、なめらかなのが特徴の絹こし豆腐を作るには、スピードと技が必要です。それはどうぞ上田とうふにお任せください。
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